手 応 え は 宝 石
先週に引き続き、今週もナナー・ミーゴ(Nanaa Mihgo)の取材だ。なんとしてでも、彼女の素性を調べなければ。 例の物を持って、彼女のいるミスラ居住区がある森の区の北東に来ていた。 ナナー・ミーゴは相変わらず、無愛想な顔をして考え事をしていた。 早速、例の物を渡しあいさつをした。 「あら、またあなた?これはありがたく貰っておくわ。そういえば、あなた私を取材したいとかいってなかったかしら?」 私は、黙ってうなずいた。 彼女は、少し考えると咳を切ったように話し始めた。 「取材がしたいのよね〜?まぁ考えてやってもいいわ。でもね、条件があるわ。この、とんがった石をはるか遠くにある、バストゥークの彫金ギルドへ持っていって鑑定してほしいの。きっと、高価なものだと思うけど、対した価値じゃなかったら売っちゃって良いわよ。」 「それとね・・・ 彼女が何か言ったように思ったが、私は既にバストゥークへ向けて走り出していた。 ・・・・・・ バストゥークの彫金ギルド前にいるアーディア(Ardea)に話しかけると、10Gで買ってくれるとのことだった。私はためらわずに、とんがった石を売った。 早速、ウィンダスへ帰り、ナナー・ミーゴに報告をした。 「はぁ〜、使えないわね。なんで、私の話を最後まで聞いていかないわけ〜?あの石ね、売っていいって言ったけど、まずこの森の区のホームポイントの前にいるヴァルン(Varun)っていう、ヒュームの人に聞いてからってことだったのよ〜?」 私は、言葉が出なかった。言葉が出ない代わりに額から汗が滴り落ちた。 「まったく、これじゃ取材の話も無しね。あなたとは短い付き合いだったけど、またどこかで会うことがあったら、よろしくね。」 と、私の取材は失敗に終わった。 私が、うつむいてとぼとぼと歩き始めると、彼女が最後に声をかけてくれた。 「そうそう、さっきいった、ヴァルンに会いに行ったほうが良いわよ。彼あの石欲しがってたみたいだったから。また、私のところに彼が来たらあなたのことを言って差し上げますからね〜。」 私は心の中で泣いた。 やはり、あんな泥棒猫と付き合ったのが間違いだった。私は走り出した。 気がつくと、ホームポイントの前に来ていた。 私の横には、ヴァルンが立っていた。仕方なく、私は彼に一部始終を伝えた。 彼は酷く落ち込んでいるようだった。そして、私に頼んできたのだ。とんがった石を取り返してきてくれないかと。 一言返事で私は、答えた。答えた瞬間にはもう、私の足はバストゥークへと進んでいた。 ・・・・・・ アーディアに話しによると、あのとんがった石はもう既に精製してしまったということだった。私が酷く落ち込んでいると、とんがった石ならここから北にあるパルブロ鉱山の特定の場所を掘ると、掘れるということを教えてくれた。 私は早速、彼女の薦めで鉱山区でつるはしを1ダース用意して鉱山へと出かけた。 鉱山は薄暗く、クゥダフという獣人の巣窟と化していた。 アーディアに教えてもらった、ポイントへと急いだ。そのポイントとは3階の地図をみると良くわかるという。その地図には、黒い斑点があり、その斑点の上には小部屋が二つあった。ポイントは、その左側みたいだ。 そこへ着くと、Mythril Seamというのを見つけた。早速掘ってみるも、つるはしが最初の一振りで壊れてしまった。 アーディアが何本も持っていった方がいいということが、ようやく分かった。4本目のつるはしを振るっていた時だった。 とんがり石という石を採掘できたのだ。 私は、アーディアへのお礼もそこそこに一目散にウィンダスへと戻った。 ヴァルンにとんがり石を渡すと、すごく喜んでくれた。 そして、ナナー・ミーゴに払うはずだったという、2100Gをくれたのだ。 ナナー・ミーゴの取材は失敗に終わったが、私の名誉は保たれ、記者を続ける気力が湧いてきたのだった。 ありがとう、ヴァルン。もう猫なんかとはかかわらないぞ。
03'9.5 記者:Back
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